本当に素晴らしいフットボールは、国境を越え、
自分の属する国籍まで忘れさせ、人々を熱狂させることだ。
-ヨハン・クライフ-
先ほどは雑に観光内容を紹介しました。
というのもこっちをメインに書きたかったからです。
この旅の大きなヤマ場。
私が少年時代に兵庫北部の田舎で夢見た10年来の夢を叶えてきました。
UEFA Champions League 2012~2013 Round16
「Real Madrid Club de Fútbol vs Manchester United Football Club」
ベスト16かつまさか私の欧州滞在中に実現するとはね・・・。
叔父とフットボールの神様に感謝、感謝です。
日中の観光の時から、街中にはマドリーのサポーターとイギリスから海を渡ってきたであろうユナイテッドサポーターがたくさんいらはりました。
常にチームの応援歌を大合唱。
先日滞在したバルセロナの方々とは違いマドリードの方々はユニフォームではなく、
マフラーでシックに纏めておりました。
やはりどこの国も首都はおしゃれなのですね。
先ほどの観光を経てホテルに大半の荷物を置き、
バッグを持たずiPhoneと財布とチケットのみでサンティアゴ・ベルナベウヘ向かいます。
だって一眼レフ盗られるの恐いから。
地下鉄内でもサポーターは常に応援歌を大合唱。
ほんとにこの雰囲気いいですよ。
心からチームを愛するサポーターの心意気をヒシヒシと感じます。
そしてついにサンティアゴ・ベルナベウ到着!
周囲には露店と警備のポリスメンが大量に。
規模は違いますが祭典当日を思い出しました。
マフラーを買いまして、
入場ゲートで待つこと1時間。
ついにスタジアムへ。
しびれます。
ほんとに泣きそうでした。
3歳の時にドーハを見て(※父の証言、ほぼ記憶は無い)、
8歳で日本が初出場したフランス大会を見て、
12歳の時に日韓大会を見てサッカーへの興味が大爆発し、
23歳を目前とする今ついに私はここまでたどりつきました。
感動してたらユナイテッドの皆様が練習開始。
テレビで見ていたあの選手が目の前に。
ルーニー、ファーディナンド、ファン・ペルシー、ウェルベック、香川真司etc
試合開始前にスタメン発表。
こんな感じで、
HOME(レアル・マドリード)
GK 25 ディエゴ・ロペス
DF 2 ラファエル・バロン
DF 4 セルヒオ・ラモス
DF 5 ファビオ・コエントロン
DF 17 アルバロ・アルベロア
MF 6 サミ・ケディラ
MF 10 メスト・エジル
MF 14 シャビ・アロンソ
MF 22 アンヘル・ディ・マリア
FW 7 クリスティアーノ・ロナウド
FW 9 カリム・ベンゼマ
AWAY(マンチェスター・ユナイテッド)
GK 1 ダビド・デ・ヘア
DF 2 ラファエウ・ダ・シウバ
DF 3 パトリス・エブラ
DF 4 フィル・ジョーンズ
DF 5 リオ・ファーディナンド
DF 6 ジョニー・エバンス
MF 16 マイケル・キャリック
MF 26 香川真司
FW 10 ウェイン・ルーニー
FW 19 ダニー・ウェルベック
FW 20 ロビン・ファン・ペルシー
電光掲示板で香川真司とコールされた瞬間、
360度レアルサポーターの中で私は叫びました。
ありがとう、ファギー。
しかし、両チーム併せて見ても何このスター集団。
映画に例えたら主演クラスしかいません。
いよいよ試合開始。
マドリーの旗が振られます。
収容人数75,000人。
私の地元より多いぞ。おい。
前半はどっちも優勢。
香川真司もチャンスに絡む。大声をあげる私。
(※ちなみに私の周囲は年間シートを購入しているかなりのソシオ(会員)ばかりで、基本的にレアル優勢の際にしか騒がない。)
前半20分、ルーニーのCKからウェルベックが合わせ先制。
ホームのマドリーサポーター憤る。
しかし、10分後マドリーのスーパースターC.ロナウドが目の覚める一発。
客席は旗を振りながら「クリスティアーノ!」の大合唱。
後半に入り、ユナイテッドやや劣勢。
20分についに香川真司OUT。
残念だが、交代したのはウェールズの英雄ライアン・ギグス。
私的にファンなのでよしとする。
その後は、マドリー優勢だがなかなか決めきれず試合終了。
この旅最初のチャンピオンズリーグが終わった。
総括しますとスタジアムはまさに劇場でした。
何がすごいってサポーターの熱気。
地チームを心から応援し、
外的にはどんな紳士も美人もご老人もおばちゃんも敵意むき出しにする。
私はフットボールスノッブです。
しかし、圧倒的に何かが足りなかった。
それが何かよくわからなかった。
でも、10年以上夢見た場所についに来たことで見つけられた気がします。
いつか年を取って子供や孫ができたら今日のことを語ります。
10年前の自分に約束を果たすことができた一日でした。
明日は飛行機でこの旅最後の国イタリアへ。
もうしばらくおつきあいください。
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